【おひとりさまの終活完全ガイド】今から準備すること・必要な契約・死後の手続きまで

この記事の執筆・監修者
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ハートリンク行政書士法人 代表社員
行政書士 讓原 敬 (ゆずりはら ひろし)
日本行政書士会連合会所属(登録番号: 第13091504号)
東京都行政書士会 会員番号: 第14407号

相続手続き・遺言書作成・家族信託など、生前対策から死後事務まで累計5,200件以上の相談に対応。複雑な金融機関の手続きや、ご家族の状況に合わせたオーダーメイドの相続対策を得意とする。東京(中央区日本橋人形町)と横浜、千葉を拠点に、「ご家族の絆を守る円満な相続」の実現をサポートしている。

この記事の結論

おひとりさまの終活で準備すべきことは、次の5点です。

  • ①遺言書(公正証書):財産の行き先を法的に決める。友人・パートナー・NPOへの遺贈が可能
  • ②死後事務委任契約:葬儀・銀行・役所・解約・遺品整理を生前に委任する
  • ③任意後見契約:認知症後の財産管理・医療・介護の手続きを自分で選んだ人に任せる
  • ④身元保証:入院・施設入居時の「身元保証人問題」を事前に解決する
  • ⑤エンディングノート+デジタル整理:受任者への情報提供ツールとして整備する

最大のリスクは「判断能力がある今、何もしないこと」です。認知症になると①〜③の契約が一切結べなくなります。

おひとりさまの終活:家族がいる人との決定的な違い

終活は全ての人に関わりますが、おひとりさまの場合「準備しないこと」が家族がいる人より格段に深刻な結末を招きます。その理由を明確に整理します。

場面 家族がいる場合 おひとりさま(準備なし)
財産の行き先 子・配偶者が法定相続人として自動的に引き継ぐ 疎遠な兄弟姉妹・甥姪か、最終的に国庫に帰属する
葬儀・納骨 子・配偶者が希望を汲んで手配する 自治体が最低限の直葬を実施。希望は一切反映されない
認知症後の
財産管理
子・配偶者が代わりに対応できる 見知らぬ人が裁判所から後見人に選任される(法定後見)
死後の手続き 子・配偶者が死亡届・銀行・役所等を行う 手続きを進める人がいない。銀行が凍結されたまま放置される
身元保証 入院・施設入居時に子・配偶者が身元保証人になる 身元保証人がおらず、入院・施設入居を断られるリスクがある
❗ おひとりさまに「当たり前の安全網」はありません。
家族がいる人は「準備しなくても家族が何とかしてくれる」安全網がありますが、おひとりさまにはその安全網が存在しません。自分で仕組みを作っておくことが、唯一の方法です。

おひとりさまに必要な5つの準備:役割・タイミング・費用

おひとりさまの終活で必要な準備は5つあります。それぞれの「役割」「いつまでに必要か」「費用の目安」を一覧で把握してください。

準備の種類 役割(一言) 期限 初期費用目安
①遺言書
(公正証書)
財産の行き先を法的に確定する 今すぐ
(判断能力があるうちに)
7〜20万円
②死後事務
委任契約
死後の手続き全般を専門家に委任する 今すぐ
(遺言書と同時が効率的)
10〜30万円
+預託金30〜100万円
③任意後見契約
(+見守り)
認知症後の財産管理・生活を自分が選んだ人に任せる 60代のうちに
(必須)
5〜15万円
+月3,000〜1万円
④身元保証
(サービス)
入院・施設入居時の保証人問題を解決する 60〜70代前に
(年齢・健康条件あり)
入会金5〜30万円
+月3,000〜1万円
⑤エンディング
ノート+デジタル整理
受任者への作業マニュアルとして情報を一元化する 今すぐ始める
(費用ゼロ)
ほぼ0円(ノート代のみ)
💡 ハートリンクグループからの独自アドバイス:「三点一括依頼」が最もコスパが高い理由
当グループの相談実績から言えることは、①遺言書・②死後事務委任・③任意後見の三点セットを同じ法人に一括依頼した場合、個別依頼より概ね20〜30%費用が抑えられます。また三点の内容が相互に整合して「財産の行き先」「手続きの担当者」「認知症後の管理者」が全て同一の専門家チームで管理されるため、情報の齟齬が生まれません。「まず1つだけ」と考えている方には、遺言書だけでも今日作成することを強くおすすめします。遺言書があれば財産問題・疎遠な親族問題・手続き問題の大部分が解決します。

【遺言書】おひとりさまの遺言書作成ガイド:費用・書き方・誰に渡せるか

おひとりさまに遺言書が「必須」な理由:3つのリスク

  • ①国庫帰属リスク:遺言書も法定相続人もない場合、財産は最終的に国庫に帰属します(民法959条)。一生かけて貯めた財産が国の収入になります
  • ②疎遠な親族問題:遺言書がなければ、何十年も連絡していない兄弟姉妹・甥姪が相続人になり、全員の署名・印鑑が手続きに必要になります
  • ③友人・パートナーに渡せない:事実婚パートナー・同性パートナー・長年の友人は法定相続人になれません。遺言書(遺贈)だけが唯一の手段です

遺言書の種類と費用:公正証書遺言 vs 自筆証書遺言

種類 費用目安 確実性 おひとりさまへの適性
公正証書遺言 専門家費用7〜15万円
+公証役場手数料1.1万円〜
最高
(無効リスクなし)
◎ 強く推奨
検認不要・紛失なし・確実に有効
自筆証書遺言
(法務局保管)
法務局手数料3,900円
(専門家相談費別途)
中
(内容不備リスクあり)
△ 費用は安いが内容を専門家に確認してもらうことが必須

遺言書で渡せる相手(遺贈)の選択肢

  • ✅友人・知人:血族でなくても遺贈可能。受取人に相続税(2割加算)がかかる点を事前に伝えて了承を得ることが重要
  • ✅事実婚・同性パートナー:法律婚でないパートナーは法定相続人になれないが、遺言書(遺贈)で確実に渡せる
  • ✅NPO・公益法人(遺贈寄附):支援したい団体への遺贈寄附が可能。事前に団体が受け入れているか確認が必要
  • ✅ペットの引受人(負担付遺贈):「ペットの世話を条件に〇〇に〇〇万円を遺贈する」という形式で実現できる
  • ❌ペット自体:ペットは法律上「物」のため遺贈の受取人にはなれない

詳しくは → おひとりさまに遺言書は必要?|相続人がいない・疎遠な親族がいる場合の注意点


【死後事務委任】葬儀・銀行・不動産・デジタルの死後手続きを整理する

死後事務委任契約と遺言書の役割分担

  • 📜遺言書がカバーすること:財産の行き先(遺贈)・遺言執行者の指定・祭祀承継者の指定
  • 📝死後事務委任がカバーすること:葬儀・役所・銀行の解約手続き補助・施設退去・遺品整理・サブスク解約・SNS削除・友人への通知
  • ⚠️どちらも必要な理由:遺言書だけでは「誰が手続きを進めるか」が決まらない。死後事務委任だけでは「財産の行き先」が決まらない

葬儀・納骨:費用と選択肢の比較

葬儀形式別の費用比較(おひとりさまの選択肢)
葬儀形式 10〜30万円 直葬(火葬のみ)。費用最小。おひとりさまに最も多い選択
一日葬 30〜80万円 告別式と火葬を1日で実施。参列者の負担が少ない
家族葬 50〜150万円 5〜20人規模。親しい人にお別れしてもらいたい場合
納骨先の費用比較(後継者不要の選択肢)
永代供養墓 20〜100万円 寺院・霊園が永代管理。管理費なし。後継者不要
樹木葬 10〜70万円 自然に還る感覚。後継者不要。場所によって交通アクセスを確認
散骨 5〜30万円 海洋散骨・山林散骨等。費用最小。一度散骨すると取り戻せない
納骨堂 30〜100万円 都市部に多く交通アクセスが良い。運営法人の継続性を確認

銀行口座が凍結された後の3パターン

  • ①遺言書あり:遺言執行者が遺言書を金融機関に提示して速やかに解約・払戻し手続きを実施
  • ②遺言書なし・相続人あり:相続人全員の署名・実印・印鑑証明書が必要。疎遠な親族の協力が難しく手続きが長期化するリスクがある
  • ③遺言書なし・相続人なし:相続財産清算人の選任→特別縁故者への申立て→国庫帰属。手続き全体で1年以上かかることがある

不動産の死後リスク:放置した場合の3大問題

  • ⚠️固定資産税の継続:名義が変わらない限り毎年発生。都市部では年間数十万円になることも。「特定空き家」に指定されると税額が最大6倍になる
  • ⚠️損害賠償リスク:老朽化した建物が倒壊・瓦落下等で近隣に被害が生じた場合、所有者(相続人等)が損害賠償責任を負う(民法717条)
  • ⚠️相続登記義務化違反:2024年4月〜。相続を知った日から3年以内に登記しなければ10万円以下の過料の対象になる

デジタル終活:今日から始める最低限の4ステップ

  • 1スマートフォンのパスコードを紙にメモ:安全な場所(金庫・鍵付き引き出し)に保管。受任者に場所を伝えておく
  • 2使っていないサブスクを今すぐ解約:クレジットカードの明細を確認。死後も課金が続くリスクを今日から減らす
  • 3ネット銀行・証券の口座名をエンディングノートに記録:口座番号・残高の目安も記録。受任者が存在を把握できるようにする
  • 4SNSの死後処理方針を決める:「削除」か「追悼アカウント」かを決め、死後事務委任契約書に記載する

死後事務委任の詳細は → おひとりさまの死後事務委任契約とは? 葬儀・納骨の詳細は → おひとりさまの葬儀・納骨はどう決める? 銀行口座の詳細は → おひとりさまの銀行口座・預貯金は死後どうなる? 不動産の詳細は → おひとりさまの家・不動産は死後どうなる? デジタル終活の詳細は → おひとりさまのデジタル終活 死後手続きの流れは → おひとりさまが亡くなった後、誰が手続きをする?


【任意後見・財産管理】認知症後の口座凍結を防ぐ方法と費用

任意後見契約と法定後見の違い:費用・選べるかどうかの比較

比較項目 任意後見(事前準備) 法定後見(準備しなかった場合)
後見人を決めるのは 本人(自分で選べる) 家庭裁判所(見知らぬ専門家になることが多い)
委任内容を決めるのは 本人(自由に設計できる) 裁判所・後見人(制約が多い)
月額費用の目安 後見人月1〜5万円+監督人月1〜3万円 後見人月2〜6万円(裁判所が決定)
開始できるタイミング 今すぐ締結可能(発動は判断能力低下後) 認知症が進んでから申立て(手遅れの場合も)

認知症後の「口座凍結問題」とその解決策

  • ❗問題:銀行が本人の認知症を知ると、大きな取引・解約・名義変更を停止することがある。施設費用・生活費の支払いができなくなる
  • ✅解決策①任意後見:後見が発動すれば後見人が合法的に財産を管理・支払いができる
  • ✅解決策②家族信託:元気なうちから受託者(信頼できる人)に財産を信託しておく。認知症前から発動できる
  • ⚠️注意:どちらも「判断能力がある状態」でなければ締結・設定できない。認知症が進んでからでは手遅れ

詳しくは → おひとりさまの任意後見契約|認知症や判断能力低下に備える方法

財産管理の詳細は → おひとりさまの財産管理はどうする?


【身元保証】入院・施設を断られないために:費用・デメリット・後悔しない選び方

身元保証人の4つの役割:施設が何を求めているか

💡 独自アドバイス:「4つの役割を全て1人に頼む必要はない」
身元保証人の役割は「①費用の支払い保証 ②緊急時の連絡先・意思決定の補助 ③退院・退去時の荷物引取り ④死亡時の遺体・遺骨の引取り」の4つです。おひとりさまが陥りがちな思い込みは「この4つ全てを1人に頼まなければならない」という発想ですが、役割ごとに異なる手段・人を組み合わせることで、1人への負担を最小化しながら全ての役割を確保できます。

具体的な組み合わせ例:
・費用の保証 → 身元保証サービス(法人)
・緊急連絡先 → 任意後見人(行政書士等)
・退去・荷物 → 死後事務委任の受任者
・遺体の引取り → 死後事務委任の受任者(葬儀社への連絡含む)

この「役割分担」の発想が、おひとりさまの身元保証問題を解決する最も現実的なアプローチです。

身元保証サービスの費用目安と料金体系

身元保証サービスの費用目安(サービス・業者によって大きく異なる)
費用の種類 金額の目安 備考・確認すべきポイント
入会金・登録料 5〜30万円 初回のみ。サービス範囲・法人格によって差が大きい
月額会費 3,000〜1万円/月 見守り・緊急連絡先・書類対応等が含まれることが多い
身元保証書発行料 1〜5万円/件 入院・施設入居のたびに発生することがある
預託金 30〜100万円 緊急費用・葬儀費用等として事前に預ける。分別管理・信託での保全を必ず確認する

身元保証サービスのデメリット:知らないと後悔する3つのリスク

  • ⚠️業者の倒産・廃業リスク:身元保証業界は現時点で業法による規制がない。高額な預託金を払った業者が廃業して戻らなかった事例が報告されている。「分別管理・信託での保全をしているか」を契約前に必ず確認すること
  • ⚠️費用が想定より高くなるリスク:「入会金〇万円」だけを見て契約すると、後から月会費・保証書発行料・追加費用が積み重なることがある。「生涯トータルでいくらかかるか」を試算してから契約すること
  • ⚠️施設に受け入れてもらえない可能性:身元保証サービスによっては「法人の保証書を受け付けない」施設が存在する。契約前に希望する施設に「法人の保証書で可能か」を確認すること

身元保証サービスを選ぶ際の7つのチェックポイント

  • 法人格・設立年・実績(取り扱い件数)を確認する
  • 預託金の管理方法(分別管理・信託の有無)を確認する
  • 費用の全内訳(入会金・月額・保証書料・追加費用の条件)を書面で確認する
  • 費用の連帯保証に上限が設定されているか確認する
  • 24時間・365日の緊急対応が可能か確認する
  • 解約条件・預託金の返還条件を確認する
  • 希望する施設・病院が法人保証書を受け付けるか事前確認する

詳しくは → おひとりさまの身元保証とは?|入院・介護施設・高齢者住宅で困らないための準備


おひとりさまの相続人は誰か:兄弟姉妹・甥姪・相続人不存在の整理

法定相続人の決まり方:4つのケース別

ケース 法定相続人 実務上の問題
両親が生存 父母(第2順位) 高齢の親が財産を受け取っても管理できない場合がある
両親死亡・
兄弟姉妹あり
兄弟姉妹(第3順位) 疎遠・絶縁状態でも相続人になる。全員の協力が手続きに必要
兄弟姉妹死亡
(甥姪あり)
甥・姪(代襲相続・一代限り) 会ったことがない甥姪が相続人になることも
全員いない・
全員放棄
相続人不存在 相続財産清算人→国庫帰属。手続きに1年以上かかることがある

遺留分なし:遺言書で兄弟姉妹・甥姪を完全に排除できる

子・父母には「遺留分(法定相続分の2分の1)」という最低限の権利がありますが、兄弟姉妹・甥姪(第3順位)には遺留分が一切ありません(民法1042条)。つまり遺言書に「全財産を友人〇〇に遺贈する」と書けば、兄弟姉妹・甥姪は法的に一切受け取れません。これはおひとりさまにとって最大の有利なポイントです。

詳しくは → おひとりさまの相続人は誰になる?|兄弟姉妹・甥姪・相続人不存在までわかりやすく解説


終活費用の総まとめ:初期費用・継続費用・3プランの比較

契約別の費用一覧(初期費用・月額費用)

おひとりさまの終活費用:全項目一覧
公正証書遺言 7〜20万円(初回) 専門家費用+公証役場手数料。見直し時3〜10万円(5年に1度程度)
死後事務委任 10〜30万円+預託金 預託金30〜100万円(葬儀・実費等)。受任者報酬は預託金から精算
任意後見(作成) 5〜15万円(初回) 公証役場手数料を含む。見守り月3,000〜1万円
任意後見(発動後) 月3〜8万円 後見人報酬月1〜5万円+監督人報酬月1〜3万円
身元保証サービス 入会金5〜30万円 月額3,000〜1万円+保証書発行料1〜5万円/件
葬儀(直葬) 10〜30万円(実費) 火葬のみ。死後事務の預託金から支払い
納骨(永代供養) 20〜100万円(実費) 後継者不要・管理費なし

3つのプラン別:終活費用の総額シミュレーション

プラン 内容 概算総額
最小限プラン 遺言書+死後事務委任+直葬+散骨 約80〜100万円
標準プラン 三点セット+見守り(10年)+家族葬+永代供養 約200〜270万円
フルプラン 全契約+身元保証(20年)+葬儀・納骨 約350〜450万円
💡 費用が心配な方へ:終活費用は全て本人の財産から支払われます。「準備しない」ことで発生する損失(国庫帰属・空き家の固定資産税・相続財産清算人費用等)の方が、準備費用を大幅に上回ることが多いです。

詳しくは → おひとりさまの終活にかかる費用はいくら?|遺言・後見・死後事務・身元保証の費用を整理


年代別スケジュール:50代・60代・70代でやること一覧

50代でやること:基盤づくりと情報整理

  • ①銀行口座・保険・不動産・証券口座の一覧をエンディングノートに記録する
  • ②不要な銀行口座・保険・サブスクを解約して整理する
  • ③行政書士への初回相談(「何が必要か」を把握する)
  • ④老後資金のシミュレーション(ねんきんネットで年金見込み額を確認)
  • ⑤永代供養墓・樹木葬等の施設を見学して納骨先の候補を考える

60代でやること:三点セットの完成(最重要期)

  • 🔴公正証書遺言を作成する(最優先):財産の行き先・遺言執行者の指定。60代のうちに必ず完成させる
  • 🔴死後事務委任契約を締結する:遺言書と同じ事務所に一括依頼。葬儀・納骨・解約の指示を具体的に記載する
  • 🔴任意後見契約を締結する:認知症になってからでは結べない。見守り契約とセットで依頼する
  • ④葬儀社との生前予約・納骨先の決定と見学・申込み
  • ⑤身元保証サービスへの加入(年齢・健康条件があるため早めに)
  • ⑥デジタル終活の実施(パスコード記録・サブスク解約等)

70代でやること:見直し・見守り体制の確立

  • ①遺言書・各契約の内容を見直す(受遺者が先に亡くなっていないか等)
  • ②見守り契約を開始する(月1〜2回の定期確認)
  • ③緊急連絡先として受任者を病院・かかりつけ施設に登録する
  • ④医療希望の整理(事前指示書・尊厳死宣言の作成を検討)
  • ⑤施設入居の候補を研究・見学する(空き待ちが長い施設は早めに申込み)
⚠️ 「70代になってから始める」は手遅れになるリスクがあります:
日本人の認知症有病率は75歳以降急増します。75〜79歳で約14%・85歳以上で約40%とされています(厚生労働省)。「物忘れが少し気になる」と感じた時点が最後のチャンスかもしれません。今すぐ行政書士に相談することをおすすめします。

詳しくは → おひとりさまの終活は何歳から始める?|50代・60代・70代で準備すべきこと一覧 エンディングノートの詳細は → おひとりさまにエンディングノートは必要?


おひとりさま終活シリーズ:全15記事ナビゲーション

各テーマをさらに深く知りたい方は、以下の専門記事をご覧ください。全15記事はおひとりさまの終活に特化して書き下ろした専門記事です。

📚 おひとりさま終活シリーズ 全15記事
★
【おひとりさまの終活完全ガイド】今から準備すること・必要な契約・死後の手続きまで徹底解説

← 本記事。シリーズ総まとめ。5つの準備・3つの柱・費用・年代別スケジュール・全記事ナビゲーションを網羅

1
おひとりさまに遺言書は必要?|相続人がいない・疎遠な親族がいる場合の注意点

国庫帰属リスク・公正証書遺言vs自筆証書遺言・遺贈の設計(友人/パートナー/NPO)・遺言書に書くべき全項目・遺言書と死後事務委任の役割分担まで詳解

2
おひとりさまの死後事務委任契約とは?|葬儀・納骨・解約手続きを誰に任せる?

委任できる事務の全範囲・依頼先の比較(専門家/NPO/友人)・費用と預託金の管理方法・業者選びの注意点・公正証書化の重要性まで詳解

3
おひとりさまの任意後見契約|認知症や判断能力低下に備える方法をわかりやすく解説

任意後見vs法定後見の費用・選べるかの違い・頼めること/頼めないこと(医療同意は不可)・公正証書作成から登記・発動までの流れ・見守り契約との組み合わせまで詳解

4
おひとりさまの身元保証とは?|入院・介護施設・高齢者住宅で困らないための準備

身元保証人の4つの役割・費用と料金体系・デメリット・後悔しない業者の選び方7項目・厚労省通知の実態・任意後見人との兼任可否まで詳解

5
おひとりさまの財産管理はどうする?|認知症・入院・施設入居に備える方法

認知症後の口座凍結問題・任意後見/家族信託/財産管理委任の違いと使い分け・施設費用のシミュレーション・詐欺対策・「見守り→任意後見」の二段階設計まで詳解

6
おひとりさまが亡くなった後、誰が手続きをする?|死亡届・葬儀・役所・銀行までの流れ

「準備あり」vs「準備なし」の全場面比較・死亡直後から銀行まで全手続きの流れ・役所の手続き一覧と期限・孤独死・引取り手なしの場合の現実まで詳解

7
おひとりさまの葬儀・納骨はどう決める?|永代供養・散骨・樹木葬などの選び方

葬儀形式別の費用比較・永代供養/樹木葬/散骨/合葬墓/納骨堂の特徴と選び方・生前予約の注意点・死後事務委任への具体的な記載例・ペット合葬の選択肢まで詳解

8
おひとりさまの銀行口座・預貯金は死後どうなる?|凍結・相続・遺贈の仕組みを解説

口座凍結のタイミングと法的根拠・3パターン別の行き先と手続き・生前の口座整理の実務・ネット銀行/証券/ゆうちょの特有の注意点・凍結前後のお金の取り扱いまで詳解

9
おひとりさまの家・不動産は死後どうなる?|空き家・売却・遺贈・国庫帰属の注意点

空き家放置の3大リスク(固定資産税・損害賠償・登記義務化)・遺贈/生前売却/賃貸/相続土地国庫帰属制度の比較・「負動産」の対処法・処分方針の遺言書への記載方法まで詳解

10
おひとりさまのデジタル終活|スマホ・SNS・サブスク・ネット銀行を整理する方法

デジタル資産の6カテゴリ・スマートフォンのパスコード管理・SNS別の死後処理方法・サブスクの解約手順・パスワード管理3方式の比較・今日から始めるチェックリストまで詳解

11
おひとりさまにエンディングノートは必要?|書いておくべき項目と遺言書との違い

遺言書との法的効力の違い・書くべき5大項目の具体的記載例(財産/連絡先/医療/デジタル/葬儀)・「受任者への作業マニュアル」としての活用法・保管場所と更新方法まで詳解

12
おひとりさまの相続人は誰になる?|兄弟姉妹・甥姪・相続人不存在までわかりやすく解説

4ケース別の相続人の決まり方・代襲相続の仕組み(一代限り)・兄弟姉妹に遺留分がない理由・事実婚パートナーが相続人になれない理由・戸籍調査の実務まで詳解

13
おひとりさまの終活にかかる費用はいくら?|遺言・後見・死後事務・身元保証の費用を整理

全契約の初期費用・継続費用の詳細・最小限/標準/フルの3プラン別シミュレーション・費用を抑えるポイント5つ・費用の捻出方法(預貯金/保険/信託)まで詳解

14
おひとりさまの終活は何歳から始める?|50代・60代・70代で準備すべきこと一覧

認知症になると全契約が結べなくなる理由・50代/60代/70代/80代のやること詳細一覧・身元保証サービスの年齢・健康条件・今すぐ始める最初の一歩チェックリストまで詳解


今すぐ始める優先順位ランキング:最初の一歩

「何から始めればいいかわからない」という方のために、今すぐできることを優先順位順に整理します。

  1. 1
    行政書士に相談の予約を入れる(今日できる・費用ゼロ) 「何もわからない状態」で相談するのが正解です。「何が必要か・いつまでにやるか・費用はいくらか」を専門家が整理してくれます。ハートリンクグループへのお電話(☎ 0120-905-336)またはWebからのご相談申込みが最初の一歩です
  2. 2
    公正証書遺言を作成する(費用7〜20万円) 財産の行き先・遺言執行者の指定。「これだけでも財産問題・手続き問題の大部分が解決する」最重要の書類
  3. 3
    死後事務委任契約を締結する(遺言書と一括依頼) 誰が死後に動くかを法的に確保する。遺言書と同じ事務所に一括依頼が効率的
  4. 4
    任意後見契約を締結する(60代のうちに必ず) 認知症への最大の備え。見守り契約とセット。判断能力があるうちにしか締結できない
  5. 5
    スマートフォンのパスコードを紙にメモする(今日・5分・費用ゼロ) 安全な場所に保管して受任者に場所を伝えておく。デジタル終活の最初の一歩
  6. 6
    使っていないサブスクリプションを解約する(今日・費用ゼロ) クレジットカードの明細を確認して不要なサービスを解約する。死後の課金リスクを今日から減らす
  7. 7
    エンディングノートを購入して1項目だけ書く(今週中) 完璧を目指さず「今日は口座の一覧だけ」という姿勢で始める。書き続けることが最重要

よくある疑問(Q&A)

Q. 「最低限これだけ」という終活の準備は何ですか?
「公正証書遺言(遺言執行者付き)+死後事務委任契約」の2つが最低限の必須セットです。この2つで①財産の行き先を自分で決められる②死後の手続きを担う人が確保される、という最大の問題が解決します。費用の合計は概算で20〜50万円程度(葬儀・納骨の実費は別)。「まず1つだけ」なら遺言書から始めてください。
Q. 事実婚のパートナーに財産を渡せますか?
はい、公正証書遺言に「全財産をパートナー〇〇に遺贈する」と明記することで確実に渡せます。遺言書があれば遺言執行者が手続きを進めるため、疎遠な兄弟姉妹・甥姪が関与する必要もなくなります。なお受取人(遺贈先)には相続税の2割加算がかかる場合があります。
Q. 75歳で少し物忘れがあります。まだ遺言書・任意後見の手続きはできますか?
軽度の物忘れ程度であれば可能な場合が多いですが、できるだけ早く動いてください。公証人が本人と対話して判断能力を確認した上で公正証書を作成できますが、認知症が進むと作成できなくなります。「少し心配」と思った時点が最後のチャンスです。今すぐ行政書士に相談することを強くおすすめします。
Q. 身元保証サービスにはデメリットや後悔するリスクはありますか?
はい、選び方を誤ると後悔するリスクがあります。主なリスクは①業者の倒産・廃業で預託金が戻らない②トータル費用が想定より高くなる③希望する施設に法人保証書を受け付けてもらえない、の3点です。対策は「預託金の分別管理・信託の確認」「生涯費用の試算」「施設への事前確認」の3つです。詳しくは おひとりさまの身元保証とは? をご参照ください。
Q. このシリーズはどの順番で読めばいいですか?
自分が今最も気になるテーマから読み始めることをおすすめします。「財産を誰に渡すか」→第1記事、「死後の手続き」→第2記事、「認知症への備え」→第3記事、「費用感を知りたい」→第13記事、「年代別やること一覧」→第14記事が入口として最適です。各記事は独立して読めるよう設計されています。

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